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musicroom

2019.12.6


音楽室に雪が降りました。秋の燃えるような紅葉から一転、幻想的な白に包まれた音楽室。
まだ日が昇り切らないしんとした時刻、空気の冷たさを足先に感じながらも、この早朝が1日の中で一番好きな時間です。
鳥やリスやいのししやもぐらやへびがいる環境に身を置き、季節の移り変わりがそのまま、動物たちの生活の変化にも
繋がっているのだと実感できるようになりました。 一年のサイクルは生命のサイクルでもあるのですね。
冬眠から目が覚めると、動物たちの呼吸や鼓動は速くなり、身体中に血が巡って躍動し、暖かな季節を謳歌するのでしょう。


musicroom

2019.11.25
夕刻

秋が深まり、冬がすぐそこまできています。
真っ赤になった木々の葉が毎日散っていき、すっかり見通しがよくなって、春や夏のころとはまた違った風景を映し出します。


musicroom

2019.11.13
時間の存在

音楽室でピアノを聴きながら椅子に腰掛けていると、日常の細々としたことをほんの少し忘れることができます。
時代のせいか、物事がとてもスピーディで、たまに息継ぎするのを思い出さないと、
そのまま水の底へ沈み込んでしまいそうになります。
この森の中の音楽室は、いつもひっそりとしています。
時間の存在を忘れてしまいそうです。


musicroom

2019.10.28
椅子

椅子が届きました。
教会で使われていた椅子で、背もたれの後ろに聖書を入れるポケットがついています。
この2脚の椅子が音楽室に運ばれてきた時、その場の空気が変わった気がしました。
素朴さの中にしんとした厳かな雰囲気を感じたのです。
この椅子に座り、たくさんのかたが祈りを捧げてきたのでしょう。
どんな賛美歌が流れていたのでしょうか。


musicroom

2019.10.23


音楽室の窓から見える風景も、毎日ちょっとずつ変化しています。
春夏の間、たっぷりと生い茂った葉も、地面に落ちて風に舞っています。
屋根にこつんと当たり落下するどんぐりの音が、深夜の音楽室によく響きます。
山並みも心なしか寒々しく、遠くに佇む鉄塔もひんやりとした感じがします。
ピアニストが奏でる音楽も、少しメランコリックに聴こえてきます。


piano

2019.10.17
光射す

台風が通り過ぎ、木々たちは、ざわざわと揺れて疲れた幹や枝や葉をゆっくりと休ませているように感じます。
台風の甚大な被害に心を痛めるばかりです。
音楽はその心痛を救う一助になるのでしょうか。
ピアニストは今日もピアノに向かいます。


piano

2019.10.10
音楽室

美しい里山の麓に「音楽室」を建設しました。
窓から見渡せる緑が色味を帯び、静かに秋へと移り変わろうとしています。
いつかこの場所で演奏会ができたらいいなと思い、2016年から少しずつ進めてきました。
このdiaryでは、音楽室の日常と日々の暮らしについて書いていこうと思っています。
どうかお付き合いください。